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ヨルダン:洪水被害者への国王からのお悔やみの言葉

投稿日:2018年11月1日

 

「王族に学ぶアラビア語」第3回です。

今日はヨルダンのアブドゥッラー2世国王殿下جلالة الملك عبدالله الثانيの最近のツイートを取り上げます。

 

10月末、ヨルダンの死海البحر الميت付近で鉄砲水سيولが発生し、現地メディア「ペトラ」によれば民間人21人が死亡、35人が負傷してしまったとのことです。

遠足中の学校のバスが流されたために、犠牲者の多くは生徒達と先生でした。

事件後、色々な調査が行われた結果、災害の危険があるので課外活動は控えるようにとの教育省の通達に従わなかった可能性があるとして、学校側が批判を浴びたりしました。

 

そうした中での10月26日付のアブドゥッラー2世国王のツイートです。

 

悲しみと痛みを強く感じます。このような痛ましい事件を回避できたかもしれない適切な措置を怠った者たちに、同じくらい強い怒りを感じます。

<単語>

يوازي : (動)同等である、同等になる(未完了形・3人称単数)
لا يوازيه إلا : ~を除いてそれと同等の物はない
غضب : 怒り
قصر : ~に失敗した
اتخاذ الإجرئات: 措置を採ること
تمنع : 防ぐ
وقوع : 発生
الحادثة الأليمة : 痛ましい事件

 

私の大きな一族、家族のメンバーを失ったことについて、私自身に、そしてヨルダン全体にお悔やみを申し上げます。(被害者の)父母、ご家族の悲痛は私の痛みです。

<単語>

أعزي : 私はお悔やみ申し上げる(عَزَّى)
فِقدان : 喪失、失うこと
أفراد : メンバー、一員(فرد の複数形)
مصاب : 悲痛、不運、災害

 

「私の家族のメンバーを失った」とあるのは、実際に国王の家族が被害にあったわけではありませんが、ヨルダン国民すべてを「自分の家族」と捉えてこういう表現をしているわけです。

最後の文は、

إنا لله وإنا إليه راجعون

インナー・リッラーヒ・ワ・インナー・イライヒ・ラージウーン

 

この言葉はクルアーンの一節(雄牛章・156節)で、ムスリム社会で誰かが亡くなったという知らせを聞いた時に言う、アラビア語のお悔やみの言葉です。

「私たちはアッラーのものであり、アッラーの元へ帰ります」という意味です。

少々長いですが、どの国でも使う決まり文句ですので覚えておくと良いと思います。

アブドゥッラー2世国王のツイッターアカウントは、ラマダンやイードの挨拶のほか、このように何か国内で重大事件が起きたときにコメントが出されることが多いです。

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