今日はエジプトのニュースから単語帳作成しました。
アルジャジーラによれば、エジプトのシナイسيناء中部で昨日、軍の車列موكبを狙った爆破تفجير攻撃があり、歩兵師団فرقة المشاةの将校や兵士جند, جنودが死傷しました。
シナイ北部で昨年11月に武装組織<イスラーム国(以下IS)>تنظيم الدولةがモスクを襲撃し、300人以上が殺害された事件の後、アブドゥルファッターフ・アッスィースィー大統領الرئيس عبد الفتاح السيسيは、軍と警察に武装集団を粉砕せよسحقと命じました。
今年の2月にシナイ半島で大規模な軍事作戦عملية عسكريةが開始され、政府発表によればこれまでに数百人の武装勢力メンバーが殺されたلقي حتفه、もしくは逮捕された ألقى القبض علىとのことです。
8月末にもISはシナイ北部で警察の検問所نقطة تفتيشに対して武装攻撃を行い、兵士15人を殺傷し、犯行声明を出しました。
<参考記事>
Al-Jazeera
ちなみに<イスラーム国>という名称はアラビア語メディアで複数の表現が使われています。
よく使われるのが、<タンズィームッダウラ:国家組織>تنظيم الدولةや、<タンズィームッダウラトゥ・ルイスラーミーヤ:イスラーム国家組織>تنظيم الدولة الإسلامية などで、頭に<タンズィーム:組織>تنظيم という単語を入れることで、本人達が主張するような「国家」じゃなくて、ただの「組織」に過ぎないということを強調したいようです。
それから、<ダーイシュ>داعشという言葉を使うアラブ・メディアも多いです。これはISの以前の正式名称であった<イラクとシャームのイスラーム国>الدولة الإسلامية في العراق و الشامの単語の頭文字を取った略称です。
これを使う心理は、犯罪組織とみなしている集団に自分たちの大切な「イスラーム」という言葉を使いたくないので、「あんな奴ら略してダーイシュで十分」ということらしいのですが、ただ、上記のとおり、IS側の自称を略しただけなので、実は蔑称でもなんでもないという。。ま、いいんですけど。
日本では、NHKが2015年頃から<過激派組織IS=イスラミックステート>という表現を使っています。これも「彼らに”イスラーム国”という言葉を使わないでほしい」というムスリム社会からの苦情というか、お願い?を受けての苦肉の策らしいですが、日本語はダメで英語ならなぜ良いのかは謎です。
では、雑談はこの辺にして、今日の単語帳です。