※この記事は2018年に書かれたものです。大巡礼の時期はヒジュラ暦に基づくので毎年ずれていきますのでご注意ください。
本日は西暦でいうと2018年8月20日なんですが、ヒジュラ暦ではズー・アルヒッジャ月9日でして、ムスリムにとって大事なメッカ
大巡礼
大巡礼はムスリムの五つの義務「
五行
そういうわけで昨日、今日のアラブ・メディアのヘッドラインを占めているのは大巡礼の話題です。Al-ArabiyaにしてもAl-Jazeeraにしても、メッカの様子を伝える現地からの熱い実況中継を繰り広げています。
サウジアラビア外務省の公式ツイッターによれば、今年の大巡礼には165か国から約237万人のムスリムが参加しているそうです。
これだけ沢山の人を受け入れるのは大変なことです。そんなわけで、サウジアラビアには「
大巡礼・小巡礼省
メッカ巡礼には大きく分けて2種類あって、ズー・アルヒッジャ月の8日から13日までの期間に行うのを大巡礼(ハッジ)、それ以外の期間に行うものを小巡礼(ウムラ)と言います。
さて、この大巡礼ですが、期間中、巡礼者たちは一体どんなことをしているのかについて書きたいと思います。
まず、巡礼に参加する男性たちは綿の白い布2枚からなる衣装「
イヒラーム
そして、メッカの
聖モスク
その後、メッカ市中心部の
サファーとマルワ
それから聖なる「
ザムザムの泉
2日目の明け方に、メッカ東部の
アラファト山
同日、日没にミナーとアラファトの間に位置する
ムズダリファ
翌朝、
ミナー
そしてこの日は
犠牲祭
その後、巡礼者たちは髭をそり、髪を切って、もう一度、カアバの周りを7周(タワーフ)します。
その後の3日間も1日に5回の礼拝をしたり、タワーフを行ったり、ミナーの3本の柱に石投げをしたりして過ごします。
最終日、メッカを去る前にもう一度、カアバの周りを回るタワーフを行います。その後、これは義務ではないですが、もう一つの聖地マディーナを訪問する巡礼客も多いようです。
以上、ざっくり言うとこんな感じなのですが(特に4日目以降が適当ですみません)、これだけ読んでも正直なんのことやら意味わかりませんよね。
実際にはそれぞれの儀礼の歴史的、宗教的由来や言葉の深い意味がありますので、それはまた別の機会に扱いたいと思います。
では、単語帳を作りましたのでがんばって覚えましょう!
メッカ巡礼についての本はこちらです。